バイオマス発電とは？Biomass Energy

木を燃やすのに、ゼロカーボン？
大気中のCO₂濃度に影響を与えないバイオマス発電

福島いわきバイオマス発電所では、木質ペレットを燃料として燃やし、その熱で蒸気タービンを回して発電しています。基本的な仕組みはLNG（液化天然ガス）や石炭を燃やす火力発電と同じで、発電時にはCO₂が発生します。
ただ、樹木の伐採後に森林が更新されれば、その成長の過程で大気中のCO₂を吸収するので、燃焼によってCO₂を排出しても大気中のCO₂量は実質的に変わりません。植物由来のバイオマス発電は、CO₂排出量を「プラスマイナスゼロ」にできるため、エネルギーのゼロカーボン化に貢献できるのです。